プラント内塗装工事とは石油プラント・化学プラント・ガス製造プラント・発電プラント・鋼鉄プラントなどの資源や素材の生産を行う大規模な設備の塗装工事を行う作業です。近年ではそれに加え産業廃棄物処理施設やリサイクル施設等の塗装も該当します。
このような施設において弊社が担う塗装工事は広範囲に及びます。タンクの表面はもちろんのこと内部や敷設されている階段に至るまで、鉄で出来ており錆びてしまう部分は全て塗っていくのです。
規模は大規模になり、取り扱っている物質により塗装の内容も様々です。その都度適切な塗装を一定の基準で塗っていくので相当な技術力も必要となります。当然一定の規模と技術力がないところでは請け負うことすら出来ない仕事となります。
弊社の高い安全管理と技術力が認められ、日揮プラントイノベーション(JPI)さまからも引き合いを頂くなど、プラント塗装の分野でも小河原塗装の職人集団としての技術力を日々発揮しております。
近年ますます高度な技術力が求められていくプラント塗装の分野でも更なる技術とサービスの向上を目指し、日々切磋琢磨していきます。
サンドブラスト塗装とは高圧の空気と同時に研掃材(硅砂・ガラス・アルミナ等)を吹付け鋼板の下地を作る方法です。塗膜の耐久性に1番影響を与えるのは下地調整であるため、プラントタンクや橋梁などの耐久性が求められる鋼板の下地作りには最適とされています。
また塗装面の状態に応じて粗さの異なる研掃材を用いることで表面の粗さや光沢の度合いも調整する事が出来ます。プラントタンクや橋梁塗装では必須のサンドブラストですが、資格こそないものの、高圧の研掃材の威力は人体に穴を開けれるほど凄まじく非常に危険であるため、経験豊富な熟練の職人でなければ取り扱う事は難しいのが現状です。
小河原塗装ではサンドブラスト塗装の出来る熟練の職人が数多く在籍しており、その高い技術力と安全性を次世代に引き継ぐ教育も随時行っているため、様々な規模のプラント塗装に対応することが出来ます。
ライニング塗装とは下地処理をした鋼板等の表面に被膜を定着させ鋼板の摩擦や腐食・腐酸などを防ぐ塗装方法です。
効果を求められる鋼板や内容物の種類により、塗布する被膜の種類を変えて塗装を行います。弊社では基本的にはフレークライニング塗装とエポキシライニング塗装を多く取り扱っております。
フレークライニングでは樹脂に鱗片状のガラスフレークを 混ぜたものを均一の厚さで指定の厚みまで何層にも塗り重ねていきます。フレーク被膜の内部は薄い鱗片状のガラスが何層にも重なっており、薬液・ガス・水蒸気の拡散や浸透に強いのが特徴です。また収縮が小さく、熱による膨張係数も小さいため、素材への接着も強いという利点があります。
広範囲に対して指定の厚みで均一に何層も塗るライニング塗装はとても技術が要求される塗装です。また当然前提として下地面の状態が効果を大きく左右しますので、サンドブラスト工程とライニング工程を自社で一元的に出来るのも弊社の大きな強みです。